かまってちゃんと視点
彼はかまってちゃんであった。
とにかく自分に関心を持ってもらいたいらしくちょっとでも彼から関心をそらすと直ぐに注意を自分に向けるように仕向けてくる。
それが鬱陶しくてしょうがなあい。トラウマレベルで鬱陶しいのである。
そんなことがしょっちゅうあるものだから彼が自分の側にいない場合においても常に彼の存在が気になるようになってしまった。
彼はどうも自分のことを理解してもらいたい分かってもらいたいという気持ちが普通の人間よりもはるかに強くて私の中に自分という存在を植え付けようとしていたとしか思えない。
実際に彼の存在が私の中に残って未だに消えないのである。これが、物理的現象ならば植え付けられたものを取り除くことは簡単な作業ですむが、こと観念的現象の場合は取り除くことは容易ではない。
常に彼に監視され試されさらにかまってちゃん的要素まで絡んできた。
ふとしたおりにフラッシュバック現象としてかまってちゃんしてくる彼が甦る。
非常に辛い。他の事に手をつけているときにトラウマが甦る。常に彼の事を意識し側に感じながら生きる地獄である。