視点死刑 懲役25年

キチガイじみた病に犯された男の記録

本当は叩き殺して殺りたいくらい恨んでいた

彼に融合することによって一連の難を乗り越えたが融合していたのは、意識の表面だけの事で無意識的本音では叩き殺して殺りたいくらい恨んでいた。

彼は自分の都合のことしか考えていなかった。私が引っ越して彼と一緒に帰ることが出来なくなり、別の方面から帰ろうとすると『お前ならそうすると思ったよ』と言われた。

俺とお前が本当の友達ならわざわざ遠回りしてでも俺と一緒に帰ってくれると言わんばかりであった。

私はかなりムカついていたと思われるが彼に反発出来なかった。
彼の都合に付き合ってわざわざ家へ遠回りして帰る羽目になってしまった。

そういえば以前こんなことがあった。彼との関係が冷えきってしまった後のことだが冬休み期間中に私は彼の家に1度も遊びにいかなかった。

で、ある日一緒に歩いていたときのこと彼が会話中に、何故冬休み期間中に俺の家に遊びに来なかったのかという話になった。
そのときに私は何を言い返したのか覚えてないんだが何か言い返した時に、すると彼が『お前ならそう言うと思ったよ』と言われてしまった。

まずおかしいのは私が彼の家に遊びに行くのが当然という前提になっていること、こいつは自分の都合のことしか眼中になく此方の都合は無視であった。

一緒に帰る話にも通じるが、こういった小さいムカつくこと一つ一つにいちいち反発的態度を取れなかった小さなストレスが私の事を追い詰めていく。誰かに
こいつに対する不満なり悪口なりを語ることができてればストレスは相当軽減されたと思われるが、それができなかった。

実際のところ私の心は破裂寸前であった。彼の存在が重苦しくて仕方がなかった。

それを阻止出来たのは以前の記事で説明した通りこいつに対する不満や本音を抑圧したからである。

彼は明らかに私の事をだましていた。自分はいかに優れた人間か事あることに語った。
精神的に私よりも優位に立つために、私のことをペットの如く扱い手なずけておく為に。

彼に融合し表面上は楽しそうにしていてもなんとなく意識は薄暗いとはいうか、霧がかかったようにはっきりしないとはいうか、なんとなく気分的に優れないのであった。

これは意識と無意識の矛盾、その葛藤が引き起こす一種の鬱状態であった。