視点死刑 懲役25年

キチガイじみた病に犯された男の記録

視点と転移 反復強迫

彼の植え付けた視点が私の対人関係で障害を引き起こすのであった。

『面白くないよ』『あんな奴等と付き合うんだ』『はずかしい、やめたほうがいいよ』等植え付けられた視点を元にして、対人関係で自分もそういう態度をとってしまう。

つまり例えば、誰かが授業中に冗談を言いクラスをどっと笑わせると私は『ふん、面白くない』という態度をとってしまうのであった。

本当は私も皆と一緒に楽しみたいのだが『恥ずかしい』という観念が邪魔をして皆と一緒に楽しめない

さらに、これは具合が悪いことに私のとる一連の態度『ふん、面白くない』『恥ずかしい奴等だ』等が周りに波及し、全体の雰囲気を、悪くしてしまうのである。

皆が楽しそうに談笑している時、皆が一緒になって大笑いしているとき等特に酷い、私は無表情で周囲から、一人浮いた存在になってしまうのてまあった?

当然周りの連中は、私の元には集まってこない。本音を言えば私も皆と混じって談笑したいのであったが視点が邪魔をしてそれができない。

しかも、周囲の雰囲気を悪くしてしまう。最悪である。未だにこの葛藤は克服されておらず、周囲が何かで盛り上がっている時等はクールなキャラを演じてしまう。

当然自分は楽しくないし周りも氷つかせてしまう。
わまりはそんな私に反抗するかのように無理して笑うか怪訝そうな態度をとるかどこはかぎこちない笑いをするのであった。

この陰鬱な態度のお陰で友達も恋人も殆ど出来なかった。
お気に入りの子が出来るとひたすら向こうから、こちらに話かけてくるのを待つのであった。
当然の如くそんな態度では彼女も出来るはずもなかった。
自分から声をかけるのが恥ずかしかったのと『そんな奴と付き合うんだ』という観念が邪魔をするために、声をかけることが出来なかった。(彼は他人の物を欲しがる体質がっあったため彼女を奪われてしまう恐怖もあった)
そこで、私は『彼女は向こうから此方に話しかけて来たのであって自分から話しかけたわけでははない?。仕方勝たなく話し相手になってあげてるのだ』という自分の中で合理化をし、そういう状況を望んでいた。当然彼女はできなかった。私だって人並みに、彼女が欲しかった。

楽しんだ思いでも殆どない。無論高校時代はそれなりに明るかったし楽しんだ思いでもいくらかあるのだが、精神にまだ幾らか余裕があったのと抑圧に成功したからである。

本格的に症状が悪化したのは高校を卒業してからであった。